らぢ衞門備忘録

展覧会、アニメ、映画など見たもん備忘録

グレイヴ・エンカウンターズ

2012年6月公開 カナダ ホラー

監督 ザ・ヴィシャス・ブラザーズ

脚本 ザ・ヴィシャス・ブラザーズ

出演 ショーン・ロジャーソン、アシュリー・グリスコ、フアン・リーディンガー、マッケンジー・グレイ

 

POV(Point Of View)手法で撮影されたモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)ホラー映画

超常現象を追跡するTV番組「グレイヴ・エンカウンターズ」でプロデューサーを務めるランスは、番組スタッフを連れて50年以上前に閉鎖されて以来、心霊スポットとして有名な精神科病院を訪れる~

というところから始まる自業自得型ホラー

(CMで顔がムンクみたいに伸びるやつで見たことがある人いるかも)

ランス一行は全然心霊現象なんて信じてないので序盤の撮影シーンはだいぶおちゃらけていかに怖く撮るか演出するか演技をするかしか考えてない

偽物の霊能者とか呼んで霊と会話するふりとかしちゃう

夜になり撮影が始まると、YouTubeとかなら十分な撮れ高なのでは?っていう程度にちょいちょい心霊現象(髪を触られたり無線が通じなかったり)が発生

割とビビってきて機材を片付けて管理人が来る朝6時にむけて片付けし始めたところでマット(男性スタッフ①)が行方不明に

マット捜索中にTC(男性スタッフ②)が誰もいないのはずの階段から突き落とされ緊張感がMAXになる

時計では完全に朝なのに窓は真っ暗で意味不明の状況にパニックが加速

視聴者視点だとコープスパーティーみたいに別次元に飛ばされちゃったのかな…といった感じ。もともとお金目的で集まった集団なせいか揉めだすと全員怒鳴りまくるのでちょっと全体の尺を通して揉めシーンが長いというかくどく感じてしまった

仮眠をとるけど撮影用スタンドライトが倒れてきたり持ち込んだサンドイッチが腐ってたりで散々な一行

無理やりぶち開けた玄関は外につながっておらず廊下になってるしでまた揉めつつ捜索すると手術着のようなものを着た女の子?の怪異と遭遇(CMの顔伸びるやつ)

このあたりからジャンプスケアというか、とにかくでかい音とドッキリでビビらせる感じになっていくので好き嫌いが分かれそう~

ごたごたで孤立した偽霊能者役のヒューストンが霊的ななにかに殺害される

ヒューストンのキャラ嫌いじゃなかったので退場が早くて残念!

カメラ切り替わり交代で仮眠をとってたらいつの間にかサシャ、TC、ランスの腕には患者情報のリストバンドが巻かれており(これは怖い)またパニックになりつつ出口を探すさなか、行方不明になっていたマットを発見、小休止をとっていたら壁から黒い手が!

…ちょっとCGくさいというかうん背景との違和感がw

たどり着いたのは血で満たされたバスタブの部屋、そして横に立つマット、完全にやらかす雰囲気。マットがぽっちゃんするのかと思ったら不用意に近づいたTCが血の浴槽から飛び出したバスタブ怪人にさらわれバスタブをひっくり返すも行方不明に

エレベーターを発見しドアをこじあける道具を探している間に舌のない幽霊?に追いかけられるランス!たどり着いてなんとかこじ開けるランス!追いかけてきた幽霊?をドアで封じている間にこじ開けたドアから飛び降りて死ぬマット!!えぇーーー!!!?!!?

まぁしゃあなしなのでサシャとランスでエレベーターを通じ地下通路へ逃げるがサシャの謎の吐血。サシャは他メンバーに比べて皮膚にメッセージ描かれたりダイレクトに零障やられる役回りみたいだったけどとくに掘り下げとかはなかったですね…(見落としてたらすみません)

休憩してたら謎の煙?霧?がたちこめサシャが消える(忍者か)

スタッフ消え始めたらスピードがはやいはやい

空腹のあまりネズミとか食べながら執念で地下通路をさまよっていると過去の病院でやっていたのか手術の資料や実際にロボトミーをやってると思われるシーンにでくわすランス

床に黒魔術っぽいものも書いてあったように思いますがなんか関係あるのかな

院長?につかまり音声だけで抵抗しているランスの絶叫が響き切り替わるとどうみても目がいってしまってるランスが「よくなったのでやっと帰れる…」とか言い出す自撮りで終了

 

うぅーん全体的にちょっと薄味…?

病院廃墟の映像自体はすごく怖くていい感じなんですけど心霊現象まわりがドッキリはすれども怖かったかというといまいち怖くはなかったかな…

後半に集中しすぎた?割には幽霊の活躍がいま一歩物足りないかも

ホラー映画は心霊現象がいっぱいあるほうが好きなので

ドタバタ感のインパクト強すぎてここが怖かったね!!ってなるとことが少ないかも

予告編のほうが怖かったと言われてしまうのはなるほど…といった感じ。一番味の濃いところをCMに使っちゃったかな

ムンクみたいになる子とラストの院長?の手術シーンは結構気合入ってたので病院でやってたやばいことをもっとクローズアップして湿度上げてほしい気持ちはあります

2も見たことないので機会があれば見たいです

ウィリーズ・ワンダーランド

2021年公開 アクションコメディホラー

監督 ケヴィン・ルイス

脚本 G・O・パーソンズ

主演 ニコラス・ケイジ、エミリー・トスタ、ベス・グラント

 

ニコラス・ケイジが主演のホラー映画とかそれだけでもうおもろいよね

さらに面白いのはニコラス・ケイジが演じる主人公が作品の中で本名も分からないしまともに話さないところ

最初はニコラス・ケイジの無駄遣いでは!?と思ったけどこんな難しい役はニコラス・ケイジじゃないとあかんかもしれん…ってなるくらい主人公が訳わからん(いい意味で

 

車を修理してもらう代わりに殺人人形がウロウロしていることを隠されたアトラクション付き訳ありレストランの清掃を任された主人公

ちゃんと真面目に掃除する

トイレを掃除するニコラス・ケイジとかなかなか見られんのでは?(誰得

レストランのキャラクターTシャツを着るニコラス・ケイジもなかなかのインパク

殺人人形にちょっかい出されたら謎のパワーでゴリゴリに返り討ちにする

ちょっと人形が可哀想になるくらい容赦ない

ヤクザ映画に負けないくらいえげつない

そ、そこまでせんでも…(手を抜けばたぶん死ぬけど

オーナーにちゃんと休憩とれよ!って言われたから何がなんでも休憩は取るしピンボールでも遊ぶしなんかエナジードリンク?も飲む

終始ほぼ無言

ピンボール楽しそうだなニコラス・ケイジ

可愛いなニコラス・ケイジ

 

ホラー映画でお馴染み調子こき学生が乱入してくるけど(一応主人公を助けに来た)正直なにしにきたんや…危ないのはお前たちやで!?セオリー通りほぼ全滅していく…セッ久はフラグ

保安官や街のかかえる秘密なんかも後半ガーッと明かしていくスピーディさ

とりあえずニコラス・ケイジが全て処す

殺人人形の設定は思いっきりFive Nights at Freddy'sのパロディだけどプレイヤーポジションの主人公がもう全然負けないので怖いもの苦手な人でも寺生まれのTさんの破ァー!のノリで観られるんじゃないか知らんけど

 

殺人人形のビジュアル・雰囲気◎

一切話さない主人公の迫力・力こそパワー◎

保安官や村の設定もう少し味付けというか主張?が欲しかったかも△

爆発オチなんてサイテー!◎

 

ワタシは好きなタイプの映画でした